割り箸の箸袋、どれを選ぶ?──ハカマ・中袋・大袋・三つ折の特徴と違い
割り箸に欠かせない「箸袋」。 実は見た目だけでなく、使うシーンやお店の雰囲気に応じた使い分けがされています。 今回はよく使われる4種──ハカマ袋・中袋・大袋・三つ折袋──について、それぞれの特徴と選び方をまとめました。
箸袋の種類
■ ハカマ袋(袴袋)
居酒屋や大衆料理店などでよく使用される、箸の下半分を包むタイプの箸袋です。 流通量が多く、コストと質感のバランスに優れており、幅広い業態で使いやすい定番の袋です。
- 手頃な価格帯で導入しやすい
- 和の雰囲気に合う紙質とデザイン
- 飲食店で広く使われている、スタンダードな形状
■ 中袋
コストを抑えつつ清潔感を保ちたいシーンに最適。 上質紙を使用し、箸全体をほぼ覆う設計のため、弁当やテイクアウト、仕出しに多く利用されています。
- 箸全体を包む構造で衛生的
- 上質紙を使用しつつ低コスト
- 弁当や業務用途に向いた実用的な袋
■ 大袋
紙質はハカマ袋と同様にしっかりしており、中袋よりもゆとりあるサイズ。 印刷スペースが大きく、店舗ロゴや情報を目立たせたい場面に適しています。
- 中袋より大きく、箸が入れやすい
- ロゴや店舗名などの印刷が目立つ
- しっかりした紙質で存在感がある
■ 三つ折袋
1枚の紙を三つ折りにし、立体的な厚みと高級感を演出できる箸袋です。 ハカマ袋のように箸が半分程度隠れるものもあれば、ほとんど包むものもあります。
- 折ることで立体感が出て高級感がある
- 和食店やホテルなどフォーマルな場面に最適
- 箸の見え方にバリエーションがあり、演出に幅がある
箸袋の選び方まとめ
シーン | おすすめの袋タイプ |
---|---|
居酒屋・大衆食堂 | ハカマ袋 |
弁当・テイクアウト | 中袋 |
高級店・店舗PR重視 | 大袋 |
和食・ホテル・贈答用 | 三つ折袋 |
箸袋は“見えないおもてなし”
お客様が最初に手に取る箸袋。 その素材・形状・印刷内容ひとつで、お店の印象が大きく変わります。 箸そのものだけでなく、「箸袋」もまた、料理と同じくらい大切なおもてなしの一部です。
オリジナルの箸袋製作や名入れ・箔押しなどのご相談も、お気軽にお問い合わせください。